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エポスプラチナカードとエポスゴールドカードの損益分岐点を解説

この記事で解決できるお悩み
  • エポスプラチナカードとエポスゴールドカードはどっちがお得?
  • 自分に合ったエポスカードのランクがわからない
  • 損益分岐点を教えて

エポスゴールドカードで年間利用額100万円を達成すると、エポスプラチナカードへのインビテーションが届きます。

エポスプラチナカードは、インビテーション経由で発行すると年会費が1万円も安くなるため、思わず発行したくなりますよね。

しかし、エポスプラチナカードのほうがエポスゴールドカードよりお得になるとは限りません。むしろ大抵の方は、エポスゴールドカードのほうが圧倒的にお得です。

エポスプラチナカードの発行を検討されている方は、エポスゴールドカードとの損益分岐点をしっかり理解した上で申し込むことが大切です。

本記事では、エポスプラチナカードとエポスゴールドカードの「損益分岐点」について詳しく解説します。

エポスプラチナカードとエポスゴールドカードの損益分岐点とは

エポスプラチナカードとエポスゴールドカードでは、どちらがお得なのかを判断するためには「損益分岐点」を見極める必要があります。

エポスプラチナカードとエポスゴールドカードの損益分岐点とは
    エポスプラチナカードの特典がエポスゴールドカードの特典を上回り、年会費差を逆転するポイント

大前提として、エポスプラチナカードのほうがエポスゴールドカードより年会費が高い代わりに、特典が充実しています。

エポスプラチナカード
  • 年会費:2万円
  • 還元率:2.7~4.2%
  • 基本還元率0.5%
  • 年間ボーナス最大100,000pt
  • ファミリーボーナス最大6,000pt
  • 誕生月ボーナス
  • プライオリティパス
エポスゴールドカード
  • 年会費:無料
  • 還元率:1.6~2.6%
  • 基本還元率0.5%
  • 年間ボーナス最大10,000pt
  • ファミリーボーナス最大3,000pt

そのため、両者を比較するためには「年会費」と「特典」の2つを考慮した「損益分岐点」で考える必要があるというわけです。

エポスプラチナカードとエポスゴールドカードの年会費

まずは、損益分岐点を見極める上で重要な「年会費」について確認しておきましょう。

エポスプラチナカードとエポスゴールドカードの年会費は以下の通りです。

エポスプラチナカード
  • 通常年会費:3万円
  • インビテーション:2万円
エポスゴールドカード
  • 通常年会費:5,000円
  • インビテーション:無料

以下でそれぞれの年会費について詳しく見ていきましょう。

エポスプラチナカードの年会費は?|2万円

エポスプラチナカードの年会費は通常3万円です。

しかし、エポスゴールドカードからのインビテーション経由で発行すると、年会費が初年度から永年2万円になります。

プラチナインビテーションの推定条件
  • エポスゴールドカードで年間利用額100万円を達成する

インビテーションは「エポスゴールドカードで年間利用額100万円を達成する」というシンプルな条件で届くため、エポスゴールドカードをお得に利用していれば勝手に届きます。

よって、エポスプラチナカードの年会費は初年度から2万円として損益分岐点を考えます。

エポスプラチナカードのインビテーションについては、次の記事を参考にしてください。

エポスゴールドカードの年会費は?|無料

エポスゴールドカードの年会費は通常5,000円です。

しかし、インビテーション経由で発行すると、年会費が初年度から永年無料になります。

インビテーションの推定条件は以下の通りです。

ゴールドインビテーションの推定条件
  • 1年間の利用実績が50万円以上
  • 半年間の利用実績が25万円以上
  • ひと月の利用実績5万円以上を3~4ヶ月継続
  • 毎月発生する支払いをエポスカードに設定しておくと有利になる
  • tsumiki証券の積立の支払いに利用すると有利になる

tsumiki証券で毎月5万円を積立設定することで、資産形成しつつインビテーションを手堅く狙うことができます。

よって、エポスゴールドカードの年会費は初年度から無料として損益分岐点を考えます。

エポスゴールドカードのインビテーションを受ける方法は、次の記事を参考にしてください。

年会費の差額は20,000円

年会費については、エポスプラチナカードのほうがエポスゴールドカードより2万円高いです。

つまり、エポスプラチナカードとエポスゴールドカードの損益分岐点は「エポスプラチナカードの特典がエポスゴールドカードの特典を上回り、年会費差2万円を逆転したとき」ということになります。

エポスプラチナカード限定の特典

エポスプラチナカードは、年会費がエポスゴールドカードより2万円も高い代わりに、エポスゴールドカードにはないプラチナ会員限定特典が充実しています。

この限定特典に2万円分の価値があるかどうかが、エポスプラチナカードを持つべきかどうかの判断基準になります。

エポスプラチナカードの限定特典は以下の通りです。

エポスプラチナカードの限定特典
  • 年間個人ボーナスが最大100,000pt
  • ファミリーボーナスが最大6,000pt
  • 誕生月ボーナス2倍
  • プライオリティパスが無料で発行できる

以下でそれぞれの特典について詳しく見ていきましょう。

年間個人ボーナスが最大10万pt

エポスプラチナ・ゴールドカード会員は、年間利用額に応じてボーナスポイントが獲得できます。

エポスゴールドカードは年間利用額100万円までしかボーナスポイントがありませんが、エポスプラチナカードは年間利用額100万円以降もボーナスポイントが用意されています。

年間利用額
ポイント還元率ポイント還元率
50万円2,500pt+0.5%
100万円20,000pt+2%10,000pt+1%
200万円30,000pt+1.5%
300万円40,000pt+1.3%
500万円50,000pt+1%
700万円60,000pt+0.86%
900万円70,000pt+0.78%
1,100万円80,000pt+0.73%
1,300万円90,000pt+0.69%
1,500万円100,000pt+0.67%

エポスプラチナカードは、年間利用額1,500万円まで最大10万ptのボーナスポイントが付与されます。

しかし、年間利用額に対してのボーナスポイントは付与率が徐々に低くなっていくため、年間利用額100万円が最も実質還元率が高くなります。

そのため、年間利用額を100万円ぴったりに調整することがエポスポイントを効率的に貯める上で重要です。

年間利用額100万円を達成する方法は次の記事を参考にしてください。

ファミリーボーナスが最大6,000pt

エポスプラチナ・ゴールドカード会員は「エポスファミリーゴールド制度」を利用することができます。

エポスファミリーゴールド制度とは
  • エポスプラチナ・ゴールドカード会員の紹介によって、家族がゴールドカード会員になれるサービス
  • エポスファミリーゴールドに招待できるのは、2親等以内で18歳以上の方のみ(最大11名)
  • ファミリー登録した家族会員同士でのみエポスファミリーゴールド制度を利用可能

エポスファミリーゴールド制度では、家族合算の利用金額に応じてファミリーボーナスが代表会員にプレゼントされますが、プラチナ会員がいるとプレゼントされるポイントが2倍になります。

家族の合計年間利用額
全員がゴールド会員

1人以上がプラチナ会員
100万円以上1,000pt2,000pt
200万円以上2,000pt4,000pt
300万円以上3,000pt6,000pt

プラチナ会員が1人でもいれば、家族合算利用額300万円でファミリーボーナスを6,000pt獲得可能です。

エポスファミリーゴールド制度の詳細については、次の記事を参考にしてください。

誕生月ボーナス2倍

エポスプラチナカード会員は、誕生月の基本還元率が2倍になります。

お誕生月ボーナスとは
  • 誕生月にエポスプラチナカードを利用すると、ボーナスポイントが付与されるサービス
  • ボーナスポイントはマルイウェブチャネル・マルイ・モディでのご利用200円(税込)につき2P、加盟店でのご利用200円(税込)につき1P付与される
  • ボーナスポイントは誕生月の翌月中旬に加算

誕生月の還元率は、マルイやモディ・マルイウェブチャンネルは1→2%、その他加盟店では0.5→1%へ上昇します。

エポスプラチナカードの各種ボーナスポイントを合算すると、実質還元率は脅威の4.2%です。

エポスプラチナカードの還元率4.2%の内訳
  • 基本還元率:0.5%
  • 年間利用額100万円達成ボーナス20,000pt:+2%
  • 選べるポイントアップショップ還元率3倍:+1%
  • 家族合算100万円利用ファミリーボーナス2,000pt:+0.2%
  • お誕生月ボーナス還元率2倍:+0.5%

最高還元率で買い物したい方は、なるべく自身の誕生月に買い物やauPAYといったスマホ決済チャージをするように心掛けましょう。

プライオリティパスが無料で発行できる

エポスプラチナカード会員には、プライオリティパスを無料で発行することができるという豪華な特典があります。

プライオリティパスとは
  • 世界130カ国1,300カ所以上の空港ラウンジを利用できる会員制のサービス
  • プライオリティパスには3つの会員ランクがあり、ランクによって年会費/無料で利用できる回数/同伴者の利用料が異なる

エポスプラチナカード会員が発行できるプライオリティパスは、最上位ランクの「プレステージ」となっています。ランクごとの違いは以下の通りです。

スタンダードスタンダード・プラスプレステージ
年会費US$99US$329US$469
利用料金毎回US$3510回まで無料
11回以降は毎回US$35
毎回無料
同伴者毎回1人US$35

「プレステージ」の年会費は469米ドル、日本円にして7万円相当です(1ドル=150円換算)。

また、利用回数に制限がないため、頻繁に空港ラウンジを利用する機会がある人には非常に嬉しい特典となっています。

同伴者の利用は有料のため、同伴者1名につき35ドルとなっています。利用料金は後日、エポスプラチナ会員宛てに請求がきます。

このように、エポスプラチナカード会員は年会費7万円相当のプライオリティパスを無料で発行可能なため、空港ラウンジの利用状況によってはこの特典のみでエポスゴールドカードとの年会費差2万円を逆転することができます。

エポスプラチナカードとエポスゴールドカードの損益分岐点

それでは、ここまでに確認した「年会費」と「特典」を元に、エポスプラチナカードとエポスゴールドカードの損益分岐点について利用状況ごとに見ていきます。

想定する利用条件は以下の通りです。

想定する利用条件
  • 年間利用額100万円
  • 年間利用額200万円
  • プライオリティパスを有効活用できるかどうか

以下でそれぞれの損益分岐点について詳しく見ていきましょう。

年間利用額100万円の場合は?|エポスゴールドカードのほうがお得

すでに、エポスゴールドカードを利用している方であれば年間利用額100万円が損益分岐点となるかが重要です。

なぜなら、エポスゴールドカードからエポスプラチナカードにアップグレードするからといって、年間利用額が急に増えることはないからです。

結論から先に言うと、年間利用額100万円では年会費差2万円を逆転できないため、損益分岐点とはなりません。

それでは実際に、年間利用額が100万円でのエポスプラチナカードとエポスゴールドカードの損益を見ていきましょう。

損益
年会費20,000円無料-20,000円
年間ボーナス
(100万円)
個人20,000pt10,000pt10,000円
ファミリー2,000pt1,000pt1,000円
誕生月ボーナス
※利用額83,400円で計算
(100万円÷12か月)
417pt417円
合計-8583円

このように年間利用額100万円では、年会費差2万円を逆転することは不可能なため、エポスゴールドカードのほうが圧倒的にお得ということになります。

そもそも、エポスプラチナカードとエポスゴールドカードで年間利用額によって差が生まれる特典は「年間ボーナス」と「誕生月ボーナス」のみです。

そのため、「個人ボーナス」と「ファミリーボーナス」を合わせた年間ボーナス差11,000円と、わずかな「誕生月ボーナス」だけでは年会費差2万円を逆転することはできないため、年間利用額100万円は損益分岐点とはなりません。

年間利用額200万円の場合は?|エポスゴールドカード2枚持ちがおすすめ

次に、年間利用額が200万円の場合を見ていきましょう。

年間利用額200万円での、エポスプラチナカードとエポスゴールドカードの損益は以下の通りです。

損益
年会費20,000円無料-20,000円
年間ボーナス
(200万円)
個人30,000pt10,000pt20,000円
ファミリー4,000pt2,000pt2,000円
誕生月ボーナス
※利用額166,800円で計算
(200万円÷12か月)
834pt834円
合計+2834円

エポスプラチナカードは、年間利用額に応じたボーナスポイントが100万円以降も1,500万円まであります。

そのため、年間利用額200万円でエポスプラチナカードとエポスゴールドカードの損益が逆転しました。

ここが損益分岐点のようにも思えますが、実はエポスゴールドカードを年間利用額100万円ずつに分けて2枚持ちすることで、エポスゴールドカードのほうが遥かにお得になります。

エポスプラチナカードとエポスゴールドカード2枚持ちの損益は以下の通りです。


プラチナ

ゴールド×2
損益
年会費20,000円無料-20,000円
年間ボーナス
(200万円)
個人30,000pt20,000pt10,000円
ファミリー4,000pt2,000pt2,000円
誕生月ボーナス
※利用額166,800円で計算
(200万円÷12か月)
834pt834円
合計-7166円

年間利用額200万円をエポスゴールドカード2枚で100万円ずつ分けることで、年間利用額に応じた個人ボーナスが20,000pt(10,000pt ×2)付与されるようになります。

さらに、エポスゴールドカード2枚持ちにすることで「選べるポイントアップショップ」に登録できるショップが最大6つになるという点も見逃せないメリットです。

選べるポイントアップショップの詳細については、次の記事を参考にしてください。

このように年間利用額が200万円に上がったとしても、エポスゴールドカードのほうが圧倒的にお得です。

もっといえば、年間利用額が何百万円になったとしても、エポスゴールドカードのような100万円修行カードを複数持ちして100万円ずつ利用するほうがエポスプラチナカードを利用するよりもお得ということになります。

つまり、エポスプラチナカードとエポスゴールドカードの損益分岐点は、年間利用額に左右されないということです。

では一体、エポスプラチナカードはどうすればエポスゴールドカードとの年会費差2万円を逆転できるのでしょうか。

その方法こそがプライオリティパスを有効活用することです。

損益分岐点は?|プライオリティパスを有効活用できるかどうか

エポスプラチナカードとエポスゴールドカードの損益分岐点は、プライオリティパスを有効活用できるかどうかに全てがかかっています。

なぜなら、エポスプラチナカード会員が発行できるプライオリティパスは、日本円にして7万円相当の価値があるからです。

普段から空港ラウンジを頻繁に利用する機会がある方にとっては、最上位ランクの「プレステージ」プライオリティパスが無料発行できるというのは大きなメリットです。

そのため、エポスプラチナカードの発行を検討すべき方というのは「年間利用額100万円を達成可能で、かつ頻繁に空港ラウンジを利用される方」ということになります。

まとめ|エポスプラチナカードとエポスゴールドカードの損益分岐点は年間利用額に左右されない!

今回は、エポスプラチナカードの「損益分岐点」について解説しました。

以下のようなポイントがありますので確認しておきましょう。

エポスプラチナの損益分岐点のポイント
  • 損益分岐点とは「エポスプラチナカードの特典がエポスゴールドカードの特典を上回り、年会費差2万円を逆転したとき」
  • 損益分岐点は、年間利用額に左右されない
  • 損益分岐点は、プライオリティパスを有効活用できるかどうか

エポスプラチナカードとエポスゴールドカードの損益分岐点は、年間利用額に左右されません。

エポスゴールドカードからエポスプラチナカードへのアップグレードを検討中の方は、自身が空港ラウンジを頻繁に利用するかどうかを基準に考えてみて下さい。

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