- この記事で解決できるお悩み
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- エポスファミリーゴールドってどんな制度?
- 一般的な家族カードと何が違うの?
- メリットとデメリットを教えて
エポスファミリーゴールド制度は、「年会費無料」「ファミリーボーナス」「ポイントシェア」といったメリットも多く非常に優秀なサービスです。
しかし、一般的な家族カードとは異なり利用額が合算されません。
そのため、年間利用額が重要なエポスプラチナ・ゴールドカードの場合、auPAYを活用するといった工夫が必要です。
本記事では、エポスファミリーゴールドのメリットとデメリットについて解説します。
エポスファミリーゴールドとは
そもそもエポスカードには家族カードが存在しません。
その代わりとして「エポスファミリーゴールド」と呼ばれるエポスプラチナ・ゴールドカード会員の紹介によって、家族が年会費永年無料でゴールドカード会員になれる制度が用意されています。
エポスファミリーゴールド会員は、エポスゴールドカードの特典に加えて以下の特典を受けることができます。
- エポスファミリーゴールド会員の特典
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- 年会費が初年度から永年無料
- 家族合算の利用金額に応じて「ファミリーボーナスポイント」をプレゼント
- 「ポイントシェア」によって家族間でポイントを自由に移行できる
このお得なエポスファミリーゴールド会員になれるのは以下の人です。
- エポスファミリーゴールドの対象になる家族の範囲
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- 二親等以内で18歳以上(高校生を除く)
※二親等以内の家族の範囲:配偶者、親、配偶者の親、子、子の配偶者、祖父母、配偶者の祖父母、兄弟姉妹、兄弟姉妹の配偶者、配偶者の兄弟姉妹、孫、孫の配偶者
この条件に当てはまれば、姓や住んでいる住所が違っても申し込み可能で、紹介者本人を含む11名までファミリー登録することができます。
エポスファミリーゴールドと一般的な家族カードの違い
家族カードの代わりとして用意されているエポスファミリーゴールド制度ですが、一般的な家族カードとは異なる点がいくつもあります。
- 審査:なし
- 利用限度額:代表会員の枠を一緒に使う
- 利用明細:すべて代表会員へ通知
- 引き落とし口座:すべて代表会員の口座
- 審査:あり
- 利用限度額:個人に独立した限度額を付与
- 利用明細:個人に通知
- 引き落とし口座:個人の口座(まとめることも可能)
エポスファミリーゴールドは、家族カードというよりも「家族を新規ゴールドカード会員に招待する」という認識のほうが合うかと思います。
以下でそれぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。
エポスファミリーゴールドには審査がある
一般的な家族カードは、発行にあたって審査はありません。
しかし、エポスファミリーゴールドでは通常のゴールドカード同様に審査が行われます。
審査基準は通常のエポスゴールドカード同様にそこまで厳しい基準ではありません。ネット上でも「専業主婦」や「学生」であっても問題なく審査を通過したという口コミが多く見受けられます。
審査自体は早ければ1日で終わり、問題なく審査を通過すれば1週間程度でカードが手元に届きます。
エポスファミリーゴールドは利用限度額や利用明細、引き落とし口座を家族ごとに設定できる
一般的な家族カードでは、利用限度額や利用明細、引落口座が共有になることが多いです。
しかし、エポスファミリーゴールドでは利用限度額や利用明細、引落口座を個別に設定することができます。
個別に設定できるメリットとしては、以下のようなものがあります。
- 利用限度額や利用明細、引き落とし口座が個別に設定できるメリット
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- 家族に見られたくない支払いがあっても知られずに済む
- 家族が知らない間に家族カードを使って利用枠が減ってしまい、いざというとき本会員が支払いをできないといったリスクを減らせる
- カードの名義は別々だが、引き落とし設定を変更することで一般的な家族カードと同じように、ひとつの口座から引き落とされる設定にすることも可能
口座をまとめた場合でも、利用代金は個々が持つカードごとの引き落としとなるので、各自でいくら利用したかを共有し口座残高を確保しておくようにしておきましょう。
利用明細はエポスNetの照会サービスにアクセスすることで確認できます。
また、引き落とされる口座の登録は家族ごとに個別の手続きが必要です。設定方法は以下の通りです。
- 引き落とし口座の設定方法
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- 初めてエポスカードに入会する場合
- すでにエポスカードを持っている場合
→エポスカード配達時に同封されている預金口座振替依頼書で手続き
→エポスカードセンターでの手続き、またはエポスNetマイページの資料請求から預金口座振替依頼書を取り寄せ郵送で手続き
エポスファミリーゴールドは、離れて暮らす両親や親戚くらいの距離感であればメリットばかりの便利なサービスです。
しかし、これが生計を共にする夫婦の場合はデメリットになってしまいます。なぜなら、利用限度額や利用明細、引き落とし口座を家族ごとに個別設定できるということは、年間利用額も個別になってしまうからです。
年間利用額が個別になるデメリット|高還元率ではなくなる
エポスプラチナ・ゴールドカードはその性質上、何も考えずに年間利用額を分散させると還元率0.5%の低還元率カードに成り下がります。
- エポスプラチナカードの還元率2.7%の仕組み
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- 基本還元率:0.5%
- 年間利用額100万円達成で個人ボーナス20,000pt:+2%
- 家族合算利用額100万円達成でファミリーボーナス2,000pt:+0.2%
- エポスゴールドカードの還元率1.6%の仕組み
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- 基本還元率は0.5%
- 年間利用額100万円達成で個人ボーナス10,000pt:+1%
- 家族合算利用額100万円達成でファミリーボーナス1,000pt:+0.1%
たとえば夫婦の場合、夫と妻がそれぞれ年間利用額100万円を達成しない限り、年間利用額を分散させた分だけ損をしてしまいます。
そのため、エポスプラチナ・ゴールドカードのような年間利用額100万円を目指すカードの場合は、一般的な家族カードのように年間利用額が代表会員へ集約されたほうが都合がいいです。
このように、年間利用額100万円を目指す上で年間利用額が分散するというのは非常に痛いデメリットです。
しかし「auPAY」を活用することで、エポスファミリーゴールド唯一のデメリットを克服することができます。
使い勝手は一般的な家族カードと同等以上、そして年間利用額を1枚のエポスプラチナ・ゴールドカードにまとめる方法については、次の記事を参考にしてください。
エポスファミリーゴールドのメリット
エポスファミリーゴールド会員になると、エポスゴールドカード会員と同様のサービスを利用できるだけでなく、エポスファミリーゴールド会員限定のサービスを受けることができます。
- エポスファミリーゴールド会員限定のサービス
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- 年会費無料でゴールドカードを発行できる
- 年間利用額の合算ができてボーナスポイントがもらえる
- ポイントシェアでポイントの合算や移動も可能
以下でエポスファミリーゴールド会員限定のサービスについて詳しく見ていきましょう。
年会費無料でゴールドカードを発行できる
エポスファミリーゴールドは、エポスプラチナ・ゴールドカード会員から紹介を受けることで、通常年会費5,000円のエポスゴールドカードを初年度から年会費永年無料で保有できる制度です。
そして、以下のエポスゴールドカード特典と同等のサービスを受けることができます。
- おもなエポスゴールドカードの特典
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- 年間利用金額に応じてボーナスポイントが加算
- 選べるポイントアップショップを3つ登録できる
- 年2回開催されるマルイ・モディでのポイント10倍優待に参加できる
- 国内19空港・海外2空港のラウンジが利用できる
- 最高補償額5000万円の海外旅行保険が付帯
さらに、代表会員がエポスゴールドカード会員の場合、代表会員自身も翌年以降の年会費が永年無料になるという特典もあります。
エポスゴールドカードを保有するメリットは、次の記事を参考にしてください。
家族合算の利用額に応じてボーナスポイントがもらえる
エポスファミリーゴールドでは、ファミリー登録をしている家族の合算利用額に応じて「ファミリーボーナスポイント」が代表会員にプレゼントされます。
家族の合算利用額別に付与されるボーナスポイントは、以下のようになります。
家族の合計年間利用額 | 全員がゴールド会員 | 1人以上がプラチナ会員 |
---|---|---|
100万円以上 | 1,000pt | 2,000pt |
200万円以上 | 2,000pt | 4,000pt |
300万円以上 | 3,000pt | 6,000pt |
自身がプラチナ会員で合算利用額100万円の場合は、2,000ptが代表会員に付与されます。
つまり、家族会員がエポスファミリーゴールドカードを一切利用していなくても、家族会員がいるというだけで還元率が実質+0.2%されるということです。
全員がゴールド会員の場合でも1,000ptもらえるため、実質還元率は+0.1%ということになります。
年間利用額100万円の達成方法は、次の記事を参考にしてください。
「ファミリーボーナスポイント」の集計期間は、代表会員の年間ボーナスポイントの集計期間と同一で、集計期間終了月の翌々月中旬に代表会員に加算されるようになっています。
集計期間や家族の年間利用金額が気になる人は、エポスNetマイページの「エポスファミリーゴールドの照会・お手続き」から確認することができます。
ポイントシェアでポイントの合算や移動も可能
エポスファミリーゴールド会員間では、エポスポイントを自由にシェアすることができます。
自身の家族グループに入っているエポスファミリーゴールド会員同士であれば、最低1ptからでも合算や移動が可能です。
「ポン活」や「特典航空券」といったお得な使い道を利用できる会員にエポスポイントを集約してお得に利用してもらったり、端数ポイントを譲渡することでまとまった利用ができるようになったりと、非常に便利なサービスとなっています。
エポスポイントのお得な使い方は、次の記事を参考にしてください。
ポイントシェアの方法は簡単です。エポスNetマイページの「ポイントを使う」内の「家族にポイントをシェア」で手続きすることができます。
ただし、手続きを行えるのはポイント保有者本人のみなので注意してください。
エポスファミリーゴールドの登録方法
エポスファミリーゴールドの登録は、以下のような流れで行います。
- STEP-1【代表会員】エポスファミリーゴールド招待ページへアクセス
まずは、ゴールドカードを保有している代表会員がエポスNetの「エポスファミリーゴールド招待ページ」へアクセスします。
\ 年会費が初年度から永年無料/招待ページへアクセスしたら「ご家族に紹介する」を押して次に進みましょう。
- STEP-2【代表会員】登録の流れと注意事項を確認
「ご登録の流れ」と「エポスファミリーゴールドご利用にあたってのご注意」が表示されています。
「合意のうえ申し込む」にレ点を入れ「ご家族にエポスファミリーゴールドを紹介する」を押して次に進みましょう。
- STEP-3【代表会員】紹介メッセージを送信
招待したい家族に「LINE」もしくは「メール」で専用URLが記載された紹介メッセージを送信します。
これで代表会員側の操作は終了です。
- STEP-4【家族会員】メッセージを受け取った家族が、記載された専用URLにアクセス
紹介メッセージを受け取った家族は専用URLから「エポスファミリーゴールド申込みページ」へアクセスしましょう。
注意事項を確認のうえ「すでにエポスカード会員のかたはこちら」を押して次に進みましょう。
- STEP-5【家族会員】本人確認→エポスファミリーゴールド申込み
保有しているエポスカードのセキュリティコードを入力して、本人確認を行います。
本人確認したのち「登録情報の確認」と「代表会員との続柄」を選択すれば登録受付が完了です。
- STEP-6エポスファミリーゴールドカードの発行が完了
審査が問題なければ1週間程度でカードが手元に届きます。
カード発行と同時にエポスファミリーゴールドにも自動で登録されるため、すぐにエポスファミリーゴールドの特典を利用することが可能です。
エポスカードを持っていない家族ならゴールドカードと申し込みとファミリー登録、エポスカードを持っている家族ならゴールドカードへの切り替えとファミリー登録、ゴールドカード・プラチナカード会員の家族ならファミリー登録をすることで、エポスファミリーゴールドのサービスを受けることができるようになります。
もともとゴールド会員の人が紹介を受けてファミリー登録をした場合は、次年後以降の年会費が無料となります。
まとめ|エポスファミリーゴールドは使い勝手のいい優良サービス!
今回はエポスカードの「エポスファミリーゴールド」について解説しました。
以下のようなポイントがありますので、確認しておきましょう。
- エポスファミリーゴールドのポイント
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- エポスファミリーゴールドは、エポスゴールドカード会員の家族が使えるゴールドカード
- 利用限度額や利用明細、引き落とし口座を家族ごとに個別に設定できる
- 年間利用額の合算ができてボーナスポイントがもらえる
- ポイントシェアでポイントの合算や移動も可能
「エポスファミリーゴールド制度」は、家族を新規ゴールドカード会員に年会費無料で招待できるサービスです。
加えて、「ファミリーボーナス」や「ポイントシェア」といった、エポスファミリーゴールド会員限定の特典を利用することもできます。
エポスプラチナ・ゴールドカード会員で、家族とお得に利用したい場合は、本記事を参考に検討してみてください。
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